日本茶、烏龍茶、紅茶の輸入と国別比較についての話。

今回は茶の輸入について書いていきます。

日本は世界でもトップクラスの茶の生産量があります。

ですが、日本は主に緑茶の生産が大半を締めており、紅茶や烏龍茶については生産量が多くありません。

このため、他国からの輸入をすることになります。

お茶の輸入 緑茶、烏龍茶、紅茶

お茶の輸入について大きく3つ緑茶、ウーロン茶、紅茶というふうに分かれます。

一番日本に入ってきているお茶で多いのは紅茶です。

これはなぜかというと、紅茶というのは幅広く飲まれているというのもあります。

しかしながら日本での国産が極めて少ないということで、日本に入ってきている輸入の半分、約50%は紅茶です。

 

補足:日本の和紅茶の祖は静岡の丸子紅茶さんになります。べに系品種(紅茶系品種)について日々研究を重ねております。

 

それに対して、ウーロン茶、これも40%に近い数字なんですけども、これもウーロン茶自体が製法がかなり複雑で、技術的に経験がないとできないというお茶であります。

 

それで日本で作りにくいということがあるので、海外の輸出が多いということになる。

 

緑茶というのは10%強ということで少なくなってきているわけなんです。

平成13年と15年、16年、17年というのはかなり緑茶が多いのがわかると思うんですね。

 

これはペットボトルの緑茶ドリンクというのが日本で急激に伸びたんですね。

現在では減ってますけども、当時は海外から輸入したお茶の葉っぱをですねペットボトルドリンクの原料にした、そういう時期があったということです。

 

 

23ページ(アドバイザーテキストⅡ)の上の方のグラフになりますけども、これは緑茶に関しての輸入量の推移です。

近年は、約年間4000トン弱、3800トンくらいになっています。

主な輸入先としては中国、2番目がオーストラリアというふうになっています。

 

それぞれの単価についてはいては先ほども触れましたけども、現在では輸入の単価665円ということで、国産のお茶よりも割安であるということがわかります。

 

茶の輸入国別表

こちらの輸入を国別に見た表が24ページ(アドバイザーテキストⅡ)の上の表になります。

一番多いのが緑茶で言えば中国、ウーロン茶の場合は中国が大半で、台湾は非常にお茶の質としてはいいんですけども、量的には少ない。

この数量と金額がありますよね。

この例えばウーロン茶で中国の金額と数量を割ると非常に安くなります。

それに対して台湾の場合は、中国のお茶よりは倍以上お茶の価値は高い、金額的に、単価でみると高い、というふうにこの表を見ていただけるとよろしいんじゃないかと思います。

紅茶については、圧倒的にスリランカが多いですね。

スリランカはやっぱり量もとれるし、ティーバック加工においてもスリランカのお茶というのは使いやすい、それに対してインドは世界的に見れば生産圏としては大きいんですけども、輸入量としては少ないというのが?(22:37)おります。

 

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