お茶というのは世界の嗜好品飲料の一つです。
寒い地域を除いて世界中で作られていますが、日本が島国のためか意外と世界のお茶は知られていないです。
今回は茶の国別の生産量、輸出量推移と国別の消費量についてまとめてみました。
茶の国別の生産量と輸出量の推移
日本はですね、今(2019年現代)だいたい毎年の生産量が8万トンということになります。
世界全体で作られている緑茶の量というのは約180万トン。
ですから日本で作られているお茶というのは、全世界で見ると数パーセントにしかなりません。
世界最大のですね、緑茶生産国は中国です。
中国が世界の緑茶の9割近くを占めています。
それ以外で生産国をいうと、日本以外でいうとベトナムが多いということになります。
緑茶の生産国としてほとんどアジアになるわけです。
補足:中国 雲南省 タイ ミャンマーのゴールデン・トライアングルは茶の原産地ということで
茶の起源であるということもあり生産が活発になります。
一部ですね、ロシアですとか南米のほうでもですね、あとオセアニア、オーストラリアでも作られているということになっています。
補足:ブラジルにもお茶があります。元々は中国系の品種を持ってきたのですが、インド系が現在は主流だそうです。
ただほとんど、緑茶の場合はアジア地区で作られているということであります。
世界のお茶の生産について
直近の数字で、世界で作られているお茶の生産量が550万トン、日本で作られているお茶が8万トンですから、日本で作られているお茶って非常にまだ少ないわけなんですね。
今(2019年2月時点)550万トンです。
日本茶インストラクター制度が始まった当初の頃、今から20年近く前、世界の生産量は300万トンでした。
それがこの20年の間で1.8倍くらい増えているんですね。
つまり世界の人っていうのがお茶っていうものを飲むようになったということです。
※日本では茶は斜陽産業と言われているが、世界的に見るとそんなことはない。
それと、世界の生活水準が平準化してきてお茶を飲めるような人が増えたというようなことになるかと思います。
今お茶が550万トンといいましたけど、お茶とともに嗜好品としてコーヒーというのがありますね。
コーヒーは全世界で900万トンですから、生産量でみるとまだコーヒーの方が多いわけなんですね。
コーヒーと紅茶っていうのが世界で飲まれている嗜好品の両雄だとしますと、それぞれの消費量は地区によって分かれてきます。
世界のお茶消費量国別
一番消費量が多いのは中国です。
これはもちろん人口も多いというのもあるし生産量も多いということで、消費量も多いです。
2番目がインドこちらも中国と同様で人口も多くて生産量も多いということで、消費も多いです。
、3番目がCIS諸国、これはあのロシア、旧ソビエト諸国ということです。
次にトルコ、パキスタンというあたりが入ってきて、日本は上から7番目という順番になっています。
日本の次にイギリスという国がありますよね。
イギリスは、お茶は採れません。
もちろん寒いところですから。
ですが世界の紅茶の主だった会社というのはイギリスの会社ですね。
リプトンとかブルックリンとか。
それは元紅茶の原産国のあたりがイギリスの植民地だったという歴史に由来するわけです。
インドのダージリンなんかがそうですね。
イギリスは非常にお茶を飲む国なんですね。
お茶の文化かコーヒーの文化か
ところがですね、この世界の消費というのを見てて、イタリアとか、フランスとか出てきませんよね。
そういう国は、文化的にお茶よりもコーヒーなんですね。
世界の中でもコーヒーが主の国とお茶が主の国があるということがいえるかもしれません。
これで見ると、ドイツというのはそれなりに消費国なんで、日本からドイツの方にたくさんお茶を輸出しているということもそういうことなのかなと。
世界の茶の消費量 一人当たり
一人当たりの消費量として多いのが、トルコとか、アフガニスタン、リビア、カタールという中東諸国。
やはり湿度が低くてのどが渇きやすいということがあるかもしれないのですけれども、そういった国々が一人当たりの消費量としては上位に来ています。
世界のお茶の流通
これは輸出なんですけども、世界の中で輸出国の大きなところがケニア、中国、スリランカ、インドということです。
ケニアとかスリランカについては人口もそんなに多くないので、
生産量に対してたくさんお茶が余ってしまうんですね。
なので自国消費よりも輸出の方が多かったということになります。
逆に輸入ということでいうと、それぞれの国で消費は多いんだけど生産量は少ない国です。
CIS諸国、まあ旧ソビエト連邦の諸国、それからパキスタン、アメリカ、イギリス、エジプトというあたりが輸出国の中では上位ことになります。
日本も消費量はそれなりにあるんですけれども、日本では国内生産しているので、こちらの方では現れた数字にはなっていないです。
コメントを残す