ノンカフェインのお茶は技術的に可能なのか?

というご質問をいただきました。

カフェインについては近年特に気になる方増えていらっしゃるようです。

先に答えを言ってしまうと可能です。

ただし、1社の技術だけです。

お茶(ツバキ科のカメリアシネンシス)には原料の茶葉にはカフェインが含まれています。
その為、元々の原料が同じ茶葉の緑茶、烏龍茶、紅茶はカフェインが含まれています。

しかしながら今は技術が発展し、味や香りを損なわずカフェインだけを取り除く技術が発見され、カフェインが入っていないノンカフェインのお茶を飲むことが出来ますよ。ということで詳細を説明していきます。

 

キリンが唯一ノンカフェインのお茶技術を持っています

唯一「生茶」を製造販売しているキリンホールディングス株式会社さんでは、独自の技術カフェインクリア製法を使ってカフェインを取り除いています。

現在ではキリンさんが唯一の技術を持っているというのが答えです。

というわけで、その辺に出回っているノンカフェイン茶というのは嘘の可能性がありますので注意してください。

本物は現在キリンだけです。

ローカフェインの技術ならある程度普及している

もう一つ補足でローカフェイン茶というものがあります。
カフェインは熱湯で茶葉から洗い流すのが一般的です。

なぜ熱湯かというとカフェインというのは熱湯によく溶けます。

だから茶葉を熱湯で洗うことでカフェインごと抽出してしまうというやり方です。

しかし熱湯で洗い流してしまうと味や香りまでも流れてしまうというデメリットもあります。

味を気にしないということであれば、ローカフェイン茶でも良いかもしれません。

キリンのカフェインクリア製法はなぜ凄いのか?

このカフェインクリア製法は天然吸着剤でカフェインを吸着させているので、味も香りも損なわず、お茶本来の美味しさを残したままカフェインゼロにすることができます。

ただ、技術的にまだまだ量産が難しいのが問題です。

緑茶に含まれるテアニンがカフェインの効果を和らげます。

 

緑茶に含まれるテアニンはカフェインの効果を和らげます。
カフェインの覚醒効果をリラックス効果を持つテアニンがうまく緩和させる役割を持っているからです。

 

それでもノンカフェインのお茶を飲みたい人へ

どうしてもカフェインが気になる方は、大麦が原料の麦茶、とうもろこしが原料のコーン茶、ルイボスを使ったルイボスティー、そばが原料のそば茶など、原料にカフェインを含んでいないの。

まあこれは正確にはお茶ではないのですが。代わりに飲む分には問題ないでしょう。

またはカフェインが少ないカフェインレスをおすすめします。

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