日本茶アドバイザー講座
仕上げ茶のお茶の審査について日本茶インストラクターの講師より教えていただきましたのでまとめます。
簡単そうに見えて結構難しいです。
仕上げ茶とは何か意味について
荒茶をさらに乾燥させ、形を整え、精製するのが仕上げ工程です。仕上げ工程を経たお茶を「仕上げ茶」と呼びます。仕上げ茶は、荒茶がもつ味わい、香り、色などがさらに研ぎ澄まされ、使い勝手がよく、保存しやすくなっているのが特徴です。
仕上げ茶にすることでお茶屋さん独自の商品ができあがります。
凄いお茶屋さんになるとカタログにびっしりのオリジナル商品が載っていたりします。
仕上げ茶の3点審査
今度は同じ仕上げ茶なんだけど、煎茶なんだけど、グレードによって違うっていう話です。
いわゆる(ゆる)い、硬葉の(順)を判断してくれって話。
旨みの多いものから、旨みの少ないもの。
さっきヒントはありましたよね。
外観で。今度、同じ普通蒸し煎茶の。
これは2分ぐらいでどれが一番、旨みが多いということを見てみます。
どれが品質が悪いっていうわけじゃないんだけども、旨みが多い順みたいな。
見て、触って、匂いを嗅いで。
では解答を言いますね。
正解は1がA 2がB 3がCになります。
ちょっと分かりにくいかもということで、これ順番通り並べてみますね。
こう並べるとこうなるんですけど、これは何かっていうと、さっき硬葉のお茶になると、だんだん揉みにくくなって葉っぱが広がってしまう。
細くよれないってのが。繊維質が多くなると、どうしてもよれないんですね。
そうすると色が退色しやすくなる。深く蒸すことによって色が落ちる。
揉みにくいことによって色が落ちるんですね。これはやっぱすぐに分かるとお思います。
それでこの違いって何かって言うと、何が違うこれ?よくよく見ると。
もう一回見るとよく分かる。
受講者:ツヤですか?
講師:ツヤもあるね。他に何かありますか。
受講者:棒の多さ?
講師:棒の多さ?棒って…
受講者:この白いやつの。
講師:この白いの?そうだね、多いよね。
そうするとこわくなってくるよね。
硬くなってくる。
下の方は。先は緑で下の方は白いから。
白いのは茎、下ってことだよね。
だんだん増えてくる。
ただ(仕上げ茶)なんで、その(茎)を取っちゃってるから、それはちょっと難しいもわからないね。
何が違う?
濃くなる。こっちが濃くなる。
それだけ細くよれてるのね。
細いんだよねこれ。決定的な違い。
これが圧倒的に多いんですよ。
だからこっちは一芯二葉とか三葉。
こっちは一芯三葉、四葉なんですね。四葉目が入っているのね、これ。こういう平打ったようなお茶。
これ切れてるから、これくらいの長さ。
これが多いか少ないか。
比較的だよ。
色弱の検査みたいなんだけど、こういうのが比較的多いのがやっぱり。
要するに一本が多いか、2分の1か、3分の1か、5分の1かのさっきの話だよね。
これを日本人てか、一生懸命作ってこうと努力したお茶なんだね。
だけど食生活の変化で、だんだん旨味が苦いって感じる人もいる。
さっきのアルギニンとかグルタミン酸って強いんですね。
補足:日本茶を飲みなれていないと旨みを旨みと感じれなくなることがあるそうです。
何かカフェインも多い。
こっちの方が。だからこっちの方が飲みやすい。
糖もあって。
ペットボトルはそうですよね。(糖分のかたまり)。
だからこっちの方が飲みやすいっていう人もいる。
だから必ずしもこういう順番になるとは限らなくて、後で内質、先入観与えちゃいけないんだけど、こっちがいいっていう人もいる。
7、5、3とかそんくらいじゃないかな。
700円、500円、300円ぐらいの感じなんだけど。
ツヤがあるとか細いとか、まるよれって言って細くよれてるとか、芯が多いとか、重たいとかね。
こうやって持つんだよね。
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