今回はSODという酵素の話とカテキンの話についてしていきます。
私達の体を老化させていく活性酸素という物質とカテキンの絡みについてです。
SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)とカテキンの話
もともと、体の中では活性酸素を消す酵素があります。
SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)という酵素です。
こういうものが働いて活性酸素を消去します。
生体内の活性酸素消去の酵素だけでは足りないです。
だからがんになったりします。
じゃあどうするかというと、カテキンも活性酸素を消去する働きがありますのでカテキンをとる。
もちろんビタミンやカロテン、こういったものにもあります。
このカテキンが体の酸化を防ぐイメージですね。
だから抗酸化作用がある、酸化を防ぐということです。
生体内で酸化を防ぐ、これが生体内抗酸化です。
カテキン以外にもぶどうのポリフェノールやいちごのポリフェノール、ココアもいいと思います。
実はココアの中にもカテキンが入っています。
今はマラソンなんかされる方が多いと思いますけれど、当然、運動すると呼吸が増えて酸素を吸うのもたくさんになりますからその分、活性酸素も体の中にたくさん入ってきます。
そういった時にもこういったお茶が有効です。
なかなか自分ではわからないですよね、どれくらい活性酸素があるかどうかというのは。
病気になって初めてわかります。
食の欧米化や食生活の変化で増えてきています。
カテキンやビタミンCなどこういったものをとることで生体の酸化を防ぐ、遅らせることができます。
ブルーベリー、ごま、ポリフェノール、カテキンには生体内の抗酸化作用があります。
言い方は変になるのですが自分の体の代わりにカテキンが胃がんになるということです。
SODをたくさん持っていると長生きする
SODはみなさん持っているといっていましたが、SOD、生体内で活性酸素を消去する酵素をたくさんもっている人が長生きします。
これ動物なのですけど、横軸が20年、40年、60年、80年、100年、これは教科書には書いていないです。
リクガメなどは20年しか生きられない、これはSOD活性が非常に少ない。
寿命の短い動物ほどSODをもっていないです。
人はゴリラやチンパンジーに比べるとSOD活性が高いです。
長生きする生き物ほどSODっていうのが酸化を自分の体の中で遅らせる効果をたくさん持っています。
酵素といってもタンパク質です。
あの金さん銀さんも100歳超えています。
SODが高いといっていいです。
植物で活性酸素を消去する活性が高いものは何かというとお茶のカテキンが一番高いといわれています。
SODが入っているものはウーロン茶やぶどう、ブルーベリー、フランスの松葉樹皮、フラバンジェノールというものです。
あと、ルイボスティー、これは南アフリカにしかないお茶です。
ルイボスはマメ亜科のアスパラトゥス属の一種。 針葉樹様の葉を持ち、落葉するときに葉は赤褐色になる。南アフリカ共和国は西ケープ州ケープタウンの北に広がるセダルバーグ山脈一帯にのみ自生する。乾燥した30度以上の温度差の高い場所を好むため、セダルバーグ山脈以外での栽培は失敗に終わっている。
こういうものがあります。
お茶のカテキンは他の物に比べると4倍から350倍、他のものをとるよりも4分の1とれば活性酸素を消去してくれますからお茶を飲んだ方がいいです。
これも生体内抗酸化の話ですが、大腸がんに対する十分な効果があります。
※ソースはこちら
広島大学加藤範久教授のグループで大腸がんの危険因子である2次胆汁酸を減少させるポリフェノールを発見
がんになってポリープをとった後にカテキンを摂取した人としなかった人では、
カテキンを摂取後はポリープの再発がないということがわかっています。
※ソースはこちら:岐阜大学医学部 清水雅仁助教 森脇久隆教授の研究 緑茶カテキンを含む錠剤を飲み続けることで大腸ポリープの再発が抑えられる
体が酸化されるとがんの原因になるとお話しましたけれど、カテキンを飲むとこういった効果があります。
これも一つのデータです。
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