世界お茶まつりにて、ブラジルでお茶の栽培や研究をしているHayashi Yuri先生を講師にお迎えしてブラジルのお茶の栽培について講義を受けました。
Hayashi先生から英語でプレゼンをされまして逐次通訳で日本語で内容を伝えていただいたので、聞き逃すことなく講義を受けることができました。
以下概要
ブラジルのお茶HayashiYuri先生講義
HayashiYuri先生はブラジルから来た三世です。
ひいおじいさんがブラジルにわたられまして、
日本にブラジルのお茶の文化についてみなさんにお伝えしたいということで静岡まで来ました。
最初にお茶とハーブ茶の違いについて話していきたいと思います。
時々お茶って言うとハーブ茶と混同されることが多いので、ここのところをきちんとしたいと思います。
ハーブ茶っていうとカモミールみたいなものに代表されるものとか、お花のお茶とか果物を使ったお茶などのことを表しています。
ブラジルとマテ茶の話
マテ茶です。
マテ茶について話し始めると本当に大量になってしまって話しきれませんので、
今日は簡単にマテ茶についてお話をしたいと思います。
もし、ラテンアメリカについて少し知っている方がいれば、パラグアイという珈琲をしっているのではないでしょうか。
もともと、マテ茶って聞くとパラグアイなどでよく飲まれていることはたぶんみなさんご存知だとは思います。
ブラジルはパラグアイと国境を接していまして、南部のほうではマテ茶が大変よく飲まれています。
ブラジルでも栽培をしていますので、マテ茶はブラジルのお茶でもあるのです。
これから、そのマテ茶についてお話をいたします。
みなさんにお配りした中にもマテ茶がありますのでぜひ味わいながら話を聞いてください。
ブラジルでは、マテ茶の材料であるマテが育っています。
一番最初は少数民族の人たちがいまは主にパラグアイにいるんですけど、その人たちがマテ茶を作り出しました。
マテ茶っていうと非常に刺激が強くてカフェインが多かったものですから、
最初は悪魔のお茶と呼ばれるようになりました。
でも、だんだん広がっていって日本では緑茶が日常的に飲まれていますがブラジルではマテ茶が日常的によく飲まれています。
いま光をあてたところがマテの植物です。
マテ茶は主に輸出用に作られる事が現在ではとても多いです。
ブラジル全体としては輸出に使われており、南部のほうではマテ茶が大変良く飲まれているようです。
とても生き生きした葉っぱを見ることができます。
いきなり始まった話が、カメリア・シネンシスではなくマテ茶の話でしたのでびっくりしました。
つづきはこちらから。
ブラジル茶の歴史の話。中国種からアッサム種へと切り替わった。
マテ茶を飲んだ事があります。特に癖も無く、すっきりとして飲みやすかったですね。
「悪魔のお茶」と呼ばれていたというのは意外でした。