世界お茶まつりのブラジル講義の質問内容をすべてまとめてみました。
第一話 ブラジルお茶講義。マテ茶とブラジル、パラグアイとの関係。
第二話 ブラジル茶の歴史の話。中国種からアッサム種へと切り替わった。
第三話 ブラジル茶1950年〜現在の歴史と背景。現状の活動は衰退へ。
第四話 ブラジル茶と日本茶の関係。山本山とやぶきた栽培がされている話。
ファミリーの工場の写真を見せてください。2番の写真はなんという機械ですか?
通訳: 乾燥をさせるために使う機械です。
男性: 茶を乾燥させるものですよね
質問:3番目のこれは?
通訳: CTCではないのですが、非常に似ているものです。
質問: 機械はどこの?
通訳:CTCはお茶の葉をいためてしまうことがあるんですけど、横ですね。
CTCこういうふうに横においてつかいますか?そういうふうに言っていますけど。
男性:CTCは並列したドラムみたいなのが平行して回転して茶葉をくだくものですけど、このシステムは違っていて垂直にロールの中を通るので渋みがちょっと違うんですけど。
通訳:それは一部になっているので、本当はこういうふうに垂直にたっているそうです。
男性:3番目はその処理がちょうどおわったところの
質問: 機械の名前はなんていうんですか?
通訳:BSTP
質問:ちょっとあとで調べます。また詳しく。
質問:機械はどこのですか?インドの?
通訳:アルゼンチンなそうです。
中国からブラジルにお茶が入ってきてですね、しかしあとからインドから入ってくるということで、ブラジルっていうのはさっきの 山本山 をぬけば3社っていうか、インドからのものが主体なんでしたっけ?
通訳;インドのものが多いですが、日本のものが入って来たあとはいろいろ交配しまして、ブラジル独特の木になっているものもあります。
質問: さっきの あまやさん とか、しまださんとかの日本のものが入っているんですか?
通訳:日本から入った木もあまやさんは持ってはいますが、それで販売するためのお茶は生産していないということです。
質問:ブラジルの人はさっきの山本山のような、日本のような蒸したお茶はあまり好まないと。ブラジルの人はお茶を飲むのは紅茶、それから緑茶の場合は甘いお茶なんでしょうかね?
通訳:まだそんなに日本のようなお茶は好まれてはいませんが、一応生産はしています。
質問: ありがとうございました。
通訳:付け加えると、ブラジルのひとたちはプレーンのお茶はあまり好みではなくて緑茶も果物の入ったお茶とまぜたりう、他のハーブティとまぜて飲むことが多いようです。
なぜ、ブラジルの政府はお茶への援助をやめてしまったんですか?
通訳:ひとつは経済的な危機があったときに政府はストツプしたということと、お茶を大量に生産しているお茶産業は自分たちでもやっていける時代に入ったということで政府は援助をやめていったということです。
質問: ありがとうございます。
ブラジルには日系人がいてそういう人たちの飲むお茶、マテとか、グリーンティーとかブラックティーもあるとは思います。おおきな流れとしてどのような日系人のお茶の好みかどうかですね。最初はどういうことを産業としているか教えてください。
通訳:もちろん日本式のお茶が1番好まれています。
実際に日本の良いお茶をみんなに見せて「これがお茶なんだよ」っていうふうに宣伝をしてお茶を広めています。
わたしたちはそこまで多く日本のお茶へのアクセスが少ないので良いお茶を見せるとみんなそれをとても気に入ります。
ブラジルから日本のいいお茶への接することはとても難しいことです。
輸出がだめになったとお話をされていたんですけど、ヨーロッパですか?
通訳:ヨーロッパに輸出を始めたころはブラジル通貨が安かったのですが、通過があがったためにお茶の値段もあがって輸出が大変難しくなってきました。
お茶の輸出をしていたアメリカ合衆国やフランス、そしてヨーロッパの国々そういった地域への輸出が難しくなりました。
質問:そうすると、有機のお茶とかじゃなくて価格の問題でだめになった?コスト的にあわなくなったっていうことですよね。ブラジルは気候がいいから農薬を使われているんでしたっけ?
通訳:しまだ家は農薬を使っていないそうです。
あまやさんたちは、使ってはいますが本当に少なくして使っているそうです。天候とかいろいろな機構状況によって変わるということです。
別の離れた場所で日本からもってきたお茶についてはなるべく有機でやるということですがだんだん色々なお茶の木にかわっていって、それによって使う農薬の量もかわります。
質問:現在ブラジルの日系社会で活躍されている方は5世の時代ですか?
通訳:わたしは3世ですが、お茶の産業に従事している人は4世になっている人が多いように思います。
というわけで以上がブラジルのお茶の講義でした。
日本のはるか向こうで日本茶が栽培されているということが不思議な感覚になりましたが、日本産のものが飲まれていることは非常に嬉しいと感じた講義でした。
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