和紅茶にも様々な品種がありそれぞれ特徴が異なります。
和紅茶は和紅茶しかないと思っている人も実は和紅茶には様々な種類があるということを今回知っていただけたらと思います。
多田元吉の紅茶の種は新宿御苑で植えられた
多田元吉が明治9年にアッサム種、あるいは明治8年中国から紅茶用の品種を持ってきて、その種を植えるんですね。
その種を植えた中から選抜したのが、多田系インド雑種。
明治にはすでにありました。
まだ、三重県には残っているんですね。多田系インド雑種。
なぜかって言うと、最初に持ってきて植えたのが新宿御苑なんです。
新宿、あの東京の広大な片隅に最初そこに植えたのです。持ってきた種を。
種をまいたんですね。
そこの種を、今度は西ヶ原という所、神奈川県、三重県、静岡県、鹿児島県にですね。
多田系インド雑種は香りが強い品種に使われる
配布して、その親となったのが多田系インド雑種っていう。
静岡県の場合は、そこから静印雑131いうようなものを選抜して、ふじえだかおり、いうふうな経過をたどる。
三重県もいくつかの品種を紅茶用の親として作って出している。
こういうふうなものが親となって静印131みたいなものも紅茶用として作らています。
それ以外、べにほまれ、農林第1号これもこの多田元吉さんモデル、多田系インド雑種から選抜されたものです。
農林第1号になった、農林第1号のべにほまれ。あるいは、インド、いうものを親に。
紅つく、茨城県の方ならこの「紅つくばる」も育成しているんですよ。
あとは、べにふじ。
和紅茶 べにほまれ 第1種代
そして、これだけにはですね。
品種としては物足りない、気品がない、まだまだレベルが低いというふうなことから、ここにですね。
日本の種類のお茶を掛け合わせて、様々なお茶が作られている。
この青いようなのはですね。
中国から持ってきたものです。
かけ合わせて、ただ選抜した新種部分を作っています。
このような形で紅茶はですね。品種、こういうのを持っているものができてきます。
でも、これを大きくしていくと負けてしまいます。
3つのだいたい、あのまず1つはね、日本あるいは中国から持ってきた中からね。
中国種から作られる品種。
このようなものを第1種代。
畑をパッと見て、あぁあれは紅茶に良さそうだというものを持ってきて増やしてい品種というような名前をつけているんです。
和紅茶 はつもみじ あかね べにかおり 第2種代
第2種代というのは、それだけじゃ物足りない。
なかなか良いものにならないということで、アッサム種っていうふうなものと日本種の耕作をしながらね、子供をもね作るわけです。
その子供の中から選抜してきたものがはつもみじ、あかね べにかおり。
そして、その子供も、やっぱり雑種だけじゃなかなかまだまだ品種ってのは決してよくない。
和紅茶 べにふじ べにひかり べにふうき 第3種代
さらにこれらの品種にもう1回日本の品種を、あるいは紅茶の品種をかけあわせるというのが「べにふじ、べにひかり、べにふうき」ていう。
べにふじは結構新しく育成されたものなんです。
このように、紅茶というのは大きく分けて3つくらいの種に分かれて育成されている。
和紅茶なる物があるという事を知り、興味深く読み入ってしまいました。紅茶=インドというイメージしかなかったのでとても参考になりました。