世界における日本茶の需要は増えているという話を前述しました。
その中でもどのような形で飲まれているかという話について書いていきます。
これまでの話
日本産抹茶と中国産抹茶の違いと、宇治抹茶と西尾抹茶の違いについての話。
世界の茶の嗜好性調査
嗜好性の調査、茶のマーケティング調査の大部分がですね、紅茶を飲んでる国です。
何故ならば、アメリカはまだまだ緑茶はそこまで飲まれていない。
しかしながらずいぶん緑茶が伸びて来ました。
かつては、ほとんど全て紅茶でした。
アメリカは植民地だったので、その時は緑茶でした。
それが、独立戦争にイギリスに勝つことによって、コーヒーと紅茶に変わりました。
そうしておいて最近でも続いていて、特徴的なのがアイスティー、冷たくして飲むのが中心。
最近、健康にいいと緑茶が増えています。
日本茶を飲むときには、やはり緑茶とか煎茶とか、抹茶とかティーバッグでこの辺を中心にお茶を飲んでいます。
そんな中で味が一番。値段がなかなか高いと買えないぞというふうなことを言っているわけです。
値段や味にこだわり以外に何にこだわっているのか同時に聞いてみますと、お茶というのは体にいいから。
1つは、体にいいから、値段もするからいうふうなことで、あるいは美味しいからということでお茶を飲んでくれているいうようなことになります。
海外抹茶の日常的な飲み方
抹茶はどういうふうに飲んでいるかというと、水にとかしてですね、あるいは湯にとかしてですね、日本と同じですね。
茶碗、抹茶茶碗で飲むわけじゃないですよ。
コップの中にとかして飲む。マグカップにとかして飲むっていうのが大部分なんですけども、それが半分くらいの方々。
1/4くらいが、牛乳やあるいは他の飲料に混ぜて飲む。
そして、1/3くらいがケーキやクッキーなどの食材の原料として利用する。いうふうなことがございます。
特に、じゃあそんなものケーキやらクッキーなどの食材につかっている。
そんなもの食べたことあるよっていうのも聞いてみたんですけど、お菓子やスムージーやらに抹茶が入っているていうのが、7割から8割くらいみんな知っているんです。
では飲んだら食べたことあるという人について
昔は、半分くらいの人が抹茶のアイスやお菓子を食べたことがある。
そのうちの6割~7割の人が食べたり飲んだりしたことがあるっていう。
抹茶というのを、当然知っているんですが、このように実際に知っている、
味を見ているいうようなことが。
じゃあ、そんな抹茶に対して、どんなことを注意しながら買ってるのか?
品質とか、値段とか、健康効果に注意してですね、いうようなことになりますが。
海外の人が抹茶に混ぜて飲むものは何?
しかし、砂糖を混ぜて飲むようなものに健康効果があるのかと言われると疑問が残ります。
あるいは、細かくですね、本当にこうやってね。
水や湯に溶かして飲むっていうのはどうなの?あるいは、牛乳や砂糖に入れて飲むのはどうなの?
と聞くと、若干の傾向が変わってきます。
海外の抹茶嗜好について
ケーキやクッキーあるいは牛乳に混ぜて飲むっていう人はですね、やはり、色がいいものがいいということ。
あるいは、有機かどうか。さらには、分量、値段ですよね。
値段が安いものにこだわる、値段が安いのを使うていうようなこと。
中村先生の調査によると、福岡空港、鹿児島空港、セントレア、羽田、成田を調査してるんですが、3年前から見て圧倒的に100gのあるいは200gの抹茶が売れているとのこと。
普通に考えたら考えにくいです。20gとか30gでしょう。
★通常一人暮らしであれば、20〜30gあれば1〜2ヶ月は持ちます。
定員さんの話によると買われるのは中国人とヨーロッパ人、アメリカ人、なんだそうですけども。
何のために使うかって言うと、料理の素材に使うために大量のものを持って帰る。飲まない。
1万円位して結構な値段がする。でも一番の売れ筋だそうです。
時代がどんどん変わっているということを知っていただきたいです。
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