愛媛県の東はじに新宮というところがあります。
ものすごく山奥なので、初めて行った時はこんなところに茶畑があるのか??
と思うくらい山奥です。
静岡川根や京都和束と同じくらい山奥にあるのですが、近くに高速道路があるため意外と道幅は広く走りやすくはあります。ただ、谷に落ちたら死にますので安全運転でいきましょう!
新宮茶の場所
愛媛県の四国中央市の超山奥にあります。
私が今まで行った中でもトップクラスに山奥でした。
愛媛県新宮茶。
ぼんちゃんのお店で人気の生産者さんです。うちで扱っているロットは、山野草のような香りをするものをチョイスしています。 pic.twitter.com/FhaLsJWpgR— 有栖亭ぼんじり@日本画といずみや茶舗の中の人 (@shibatora) May 1, 2019
新宮茶の歴史
1951年(昭和26年)
当時の村長である石川重太郎村の特産品づくりのためにお茶を静岡から取り寄せて村内の農家に配ったのが初めとされる。
(1954年に杉山彦三郎が開発したやぶきたを導入したことは有名です。)
脇久五郎氏に四国で初めて植えさせたという経緯になります。
脇久五郎氏は当時難しいとされて来た挿し木による苗木作りに成功。
生産の拡大に成功したという経緯があります。
といういことで四国のお茶が発展したのも新宮が由来となっているようです。
脇製茶さんの前には脇久五郎氏の銅像があります。
愛媛県の脇製茶さん。愛媛のお茶 pic.twitter.com/Logm2vlC4Z
— 瀬野樒 (@teashop_rau) June 13, 2015
新宮茶の特徴 なぜ美味しい?
この地域の土には茶の香りをよくするという緑泥片岩というものが含まれているそうです。
新宮茶はこの緑泥片岩の影響で香りの良いお茶が作られています。
緑泥片岩は古世層の結晶片岩の類いで風化して薄い層状になっているものが地表に出ているので、至るところで目にすることが出来ます。
多量で多種多様の微量ミネラルが土壌の中で養分と化し、茶樹にとって最高の栄養分となるのです。
こういう場所で育つ茶は味も香りもよく、秋落ちしない熟成向きの茶になります。https://ameblo.jp/shinjuan/entry-12056877885.html
より引用
霧の森(道の駅)で新宮茶をいただく
新宮茶の茶畑へ行く道中に霧の森という道の駅があります。
こちらで新宮茶を主にしたカフェやミュージアムがありますのでぜひお立ち寄りを。
新宮茶は無農薬
地域では無農薬栽培を実施すること
によってお客さんのリピートも全国から殺到している隠れた茶の名産地なのであります。
愛媛県民ですが新宮には行ったことが無く、ただ霧の森大福で使われている原料が作られたのは新宮だということは存じ上げておりました。普段は麦茶派ですが、この記事を拝見し是非新宮茶も頂いてみたいと思いました。